ローラ先生の英文法講座|形容詞

形容詞

 

エイコ先生の画像

さて、今回は【形容詞】についての勉強ね。マナブ君、形容詞って何かね?

 

マナブ君の画像

何ですかね?

 

 

エイコ先生の画像

何ですかねじゃないわよ、早く答えなさいよ!

 

マナブ君の画像

早くつっても、わかりませんよ、形容詞って何ですか?

 

エイコ先生の画像

仕方がないわね、私が説明してあげるから耳をかっぽじってよく聞くのよ。

 

マナブ君の画像

はい、先生。

 

 

エイコ先生の画像

形容詞というのは、名詞を修飾する品詞なのね。例えば、マナブ君の前に花があったとして、その花がどのような花なのか、どんな状態なのか、その花を見てどのように思ったのか、そういった状態や心情、性質等を表現する時に使う言葉なのね。マナブ君は花を見てどのように思うの?

 

マナブ君の画像

美しいとか、キレイとか思います。

 

 

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そうね、英語で言えば、【beautiful=美しい・綺麗な】【flower=花】ってことよね。このように、名詞=flowerを修飾する、【beautiful】のような品詞が形容詞なのね。

 

マナブ君の画像

なるほど。

 

 

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主な形容詞には次のようなものがあるの。

 

beautiful,clean,cold,hot,soft,hard,easy,dificult,ealy,late,deep,shallow,fresh,old,long,short
bright,dark,sad,happy,pretty,charmy,lucky,busy,innocent,dirty,high,low,large,small
clever,foolish,fine,dirty,good,bad,simple,complicated等々。

 

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それと、many,mauch,few,littleなどの数や量、また、white,red,black,blue,purple,gleyなどの色の表現も全部形容詞なのね。形容詞は、それこそ星の数ほどあるので、全部は覚えきれないから、用法や使い方を押さえておけばいいわ。では、マナブ君、次の文章を英語に訳してみて。

 

・地球はとても美しい星です。

 

マナブ君の画像

The earth is a very beautiful star. =地球はとても美しい星です。

 

エイコ先生の画像

そうね。とてもよく出来たわね。では、この文章はどう訳すの?

 

・地球はとても美しい。

 

マナブ君の画像

The earth is a very beautiful.=地球はとても美しい。

 

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うん、そうね。じゃあ、この2つの文章での【beautiful】の違いはわかる?

 

マナブ君の画像

う〜ん・・・最初の文章の【beautiful】は、すぐ後の【star】を修飾していて、後の【beautiful】は、【earth】を修飾しているんですか?

 

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最初のは正解だけど、後のは、【earth】を修飾しているのではなくて、補語として、【earth】の状態を説明しているの。つまり、形容詞というのは、主語を補完する役割も持っているってことね。ここまではいい?マナブ君。

 

マナブ君の画像

はい、エイコ先生。

 

 

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では、いくつか例文を見ておきましょうね。

 

 

He is a very clever student. =彼はとても頭のいい生徒です。

 

She is a very pure girl. =彼女はとても純粋な女の子です。

 

I live in deep woods. =私は深い森の中に住んでいます。

 

A severe winter will come around in Hokkaido soon. =北海道ではもうすぐ厳しい冬を迎えます。

 

The sea in Okinawa is very clear. 沖縄の海はとても澄んでいます。

 

Ichiro is doing hard practice every night.=イチロー君は毎晩激しい練習をしています。

 

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次に数や量を表す形容詞の使い方ね。では次の文章を英語にしてみて。

 

・私はたくさんの土地を持っています。

 

マナブ君の画像

I have much land. =私はたくさんの土地を持っています。

 

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そうね。この文章の場合、たくさんを表現するのに、【much】を使ったわけだけど、【many】を使う場合もあるのね。

 

例えば次の文章、

 

・彼はたくさんの本を持っています。

 

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これを【many】を使って英語にしてみて。

 

マナブ君の画像

He has many books.ですか?

 

 

エイコ先生の画像

そうね。じゃあ、この同じ“たくさん”という意味になる、【much】と【many】はどう違うと思う?マナブ君。

 

マナブ君の画像

う〜ん、よくわかりません。

 

 

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例えば、【book=本】の場合は、1冊、2冊と数えられるでしょう?こういう名詞を【可算名詞=数えられる名詞】と呼ぶのね。対して、【land=土地】の場合は、1個、2個とか1土地、2土地というように数えられないでしょ?こういう名詞のことを【不可算名詞=数えられない名詞】と呼ぶわけ。

 

つまり、たくさんを表現する場合には、

 

【数えられる名詞】 ⇒【many】

 

【数えられない名詞】⇒【much】

 

このようになるわけね。

 

マナブ君の画像

お金の場合はどちらですか?1円、2円と数えられるけど。

 

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Good questionね。お金の場合は、マナブ君の言うように、1円、2円とか、100円、200円とか数えられるけど、それは【お金の単位】として数えているだけなのね。つまり、100円玉は1個、2個と数えられるけど、お金そのものは数えられないので不可算名詞ってわけ。わかりましたか?

 

マナブ君の画像

はい、なんとなく。

 

 

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それから、空気や水のような液体、塩や砂糖といった粒状の物も、みんな不可算名詞なのね。あと、漠然とした抽象的なものも不可算名詞ね。逆に可算名詞は、人や動物など形が固定化されていて、明らかに数えられると認識されているものね。ただし、日本語と英語では多少のニュアンスが違うこともあるので、疑問に思った時は辞書で引いてみることね。ここまではわかったわね。

 

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では、数や量を表す形容詞を例文で見てみましょうね。

 

まずは数えられう物。

 

He traveled many countries. =彼はたくさんの国を旅行しました。

 

She keeps many dogs. =彼女はたくさんの犬を飼っています。

 

Ichiro has many luxury cars. =イチロー君はたくさんの高級車を持っています。

 

Mr. Takeshi has associated with many women. =たけしさんはたくさんの女性と付き合っています。

 

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次に、数えられないもの。

 

 

I have much hope. =私にはたくさんの希望があります。

 

She inhaled much air at the summit of the mountain. =彼女は山頂でたくさんの空気を吸いました。

 

I put in much salt, when boiling spaghetti. =私はスパゲティをゆでる時にはたくさんの塩を入れます。

 

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マナブ君、今日の勉強よくわかりましたか?

 

マナブ君の画像

はい、エイコ先生。

 

 

エイコ先生の画像

では、今日の形容詞の勉強はこれでお終い。

 

 

 

 

 

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