助動詞|かんたん英文法
助動詞
さあ、今回は助動詞について学んでいきましょう。マナブ君助動詞とはどういう品詞なの?
う〜ん、よくわかりませんが、動詞を補うような言葉ですか?
そうね。can〜できる、will〜でしょう、must〜に違いないなど、主語+助動詞+動詞の原形の語順になり、I can swim.の【can】のように、swim(泳ぐ)という動詞を助ける品詞なのね。can,could,will,would,should,may,mustなどを、最低押さえておけばいいわよ。それと助動詞を使うときは必ず動詞は原形になる、これ大事だから覚えておいてね。
では、マナブ君。次の文章を英訳してちょうだい。
・田中君は速球を投げることが出来ます。
先生、速球を投げるはどう言いますか?
throw a fastball
Mr. Tanaka can throw a fastball. =田中君は速球を投げることが出来ます。
そうね、よく出来たわね。じゃあ、今度は、
・イチロー君は毎晩バットを振らなければなりません。
Ichiro must shake a bat every night.=イチロー君は毎晩バットを振らなければなりません。
その通り!よくできたわ、マナブ君。
では、例文を見てみましょうね。
I can run fast. =私は速く走ることが出来ます。
She could swim fast. =彼女は速く泳ぐことが出来ました。
Your mother should know the song. =あなたのお母さんはその歌を知っているべきです。
Mr. Abe must apologize to everybody.. =安倍君はみんなに謝らなければならない。
can〜○○できるには、他の表現を使うことがあって、will〜でしょうを使う場合には、必ず、【be able to】を使うのね。
例えば、
・Ichiro will be able to run fast. =イチロー君は速く走ることが出来るでしょう。
willもcanも同じ助動詞なので、続けることが出来ないので、必ず、【be able to】を使いましょう。
では、次に助動詞の疑問形について説明するわね。○○することが出来ますか?とか、○○しなければなりませんか?などの場合ね。じゃあ、マナブ君、次の文章を訳してみて。
・彼女は歌を上手く歌うことが出来ます。
She can sing a song well. =彼女は歌を上手く歌うことが出来ます。
そうね。で、この文章を疑問形にするには、助動詞【can】を文頭に持ってくればいいのね。はい、マナブ君やってみそ。
Can she sing a song well? =彼女は歌を上手く歌うことが出来ますか?
ご名答。簡単でしょ?マナブ君。
はい、先生。
例文を見てみましょう。
She can make delicious curry. =彼女はおいしいカレーを作ることが出来ます。
↓
Can she make delicious curry? =彼女はおいしいカレーを作ることが出来ますか?
He must study English every day. =彼は毎日英語の勉強をしなければなりません。
↓
Must he study English every day? =彼は毎日英語の勉強をしなければなりませんか?
次に助動詞を使った文章の否定形を説明するんだけど、否定形にするには、助動詞の後に、【not】を付けるだけなのね。では、マナブ君、次の文章を否定形にしてちょうだい。
・彼は変化球を投げることが出来ます。
変化球はどう訳しますか?
breaking pitchね。
じゃあ、He can throw a breaking pitch.
そうね。ではそれを否定形にしてちょうだいな。
助動詞の後ろに、notを付けるんだから、
He cannot throw a breaking pitch. =彼は変化球を投げることが出来ません。
よくできました。マナブ君。で、cannotは、can’tと、短縮することも出来るのね。He can’t throw a breaking pitch. ね。
では、例文を見ましょうね。
I can draw a portrait. =私は似顔絵を描くことが出来ます。
↓
I cannot draw a portrait. =私は似顔絵を描くことができません。
She will become a beautiful woman. =彼女は美しい女性になるでしょう。
↓
She will not become a beautiful woman. =彼女は美しい女性にならないでしょう。
上の文章の、will notは、won’tと短縮することが出来るのね。よく覚えておいてね、マナブ君。
はい、わかりました!エイコ先生。
では、最後に、canのところでも、be able toっていう、助動詞の言い換え表現が出てきたけれど、他の助動詞にも言い換え表現があるので説明しておくわね。
まず、canのおさらえから、例文を見てみましょうね。
The superman can fly in the sky. =スーパーマンは空を飛ぶことが出来ます。
↓
The superman is able to fly in the sky. =スーパーマンは空を飛ぶことが出来ます。
I can dance hula. =私はフラダンスを踊ることが出来ます。
↓
I am able to dance hula. =私はフラダンスを踊ることが出来ます。
She can use supernatural power. =彼女は超能力を使うことが出来ます。
↓
She is able to use supernatural power. =彼女は超能力を使うことが出来ます。
次に、mustの場合は、have to及び、has to(三人称単数現在)を使って言い換えられます。厳密に言えば、mustとhas to及び、have toの使い方には違いがあって、mustは、自己権限を行使して〜しなければならないと言う場合。has to/have toは、他者から強制、或いは俯瞰的な用件から、〜しなければならないとする場合に使い分けるのね。ただし、どちらでも良い場合もあるので、とりあえずの知識として、mustは、have toとhas toに置き換えることができるということを押さえておきましょう。
例文を見ましょうね。
I must study tonight. =私は今夜勉強しなければならない。
↓
I have to study tonight. =私は今夜勉強しなければならない。
このような文章の場合は、自分の意志で勉強しなければならないと考えているのか、誰かから言われて、勉強しなければならないのかが曖昧なので、どちらを使っても良いということね。
She must come out of a house on tomorrow morning. =彼女は明日の朝、家を出なければなりません。
↓
She has to come out of a house on tomorrow morning. =彼女は明日の朝、家を出なければなりません。
三人称単数現在なので、【has to】になっていることに注意してね。ここまではわかりましたか?マナブ君。
はい、よくわかりました、先生。
では、今回の助動詞の講義はこの辺でお暇させてもらうわね。