エイコ先生の英文法講座|be動詞
エイコ(英子)先生の英文法講座
こんにちは、エイコ(英子)です。
よく、日常英会話には英文法なんか必要ない!って言う意見がありますよね。確かに、ネイティブが日常話しているレベルの英会話には、日本の英語教育で習う、難しい英文法はあまり必要ありません。
でも英文法というのは英語の仕組みのことですから、その仕組みの基礎中の基礎を知っておくことは、決して無駄なことではないんですね。
そこで、エイコのカンタン英文法では、英文法の中でも、これだけは押さえておきたいという、英文法の一番ベーシックなところを英文法アレルギーの人でも楽しく理解して頂けるように、エイコとマナブ(学)君のマンツーマン形式で、分かりやすく説明していきたいと思います。
エイコ先生 マナブ君
be動詞
最初は、be動詞からはじめましょう。では、まず、be動詞にはどんな種類があるのかな?
is,am,are,was,were,beenです。
そうね。じゃあ、be動詞のbeとは何かな?マナブ君。
う〜ん、be・・・・。よくわかりません。
じゃあ、この文章の意味を言ってみて。
・I am a girl.
私は少女です。
そうね。じゃあ、今度はこの文章。
・I am in London.
私はロンドンにいます。
はい、正解ね。まず、この2つの文章の場合、【am】がbe動詞なのね。で、文章の最後がそれぞれ、〜です。と、〜います。になっているのがわかるわね?この、〜です。や、〜います。が、be動詞の意味になるのね。すなわち、be動詞というのは、私は〜です。のように、自分が何者かである存在や、私は〜にいます。のように、その時々の主語についての状態を表現する動詞といえるのね。ただし、すべて、be動詞が、〜です。や、〜である。〜います。になるわけではないのね。これはこのページの最後で説明するわね。
じゃあ、先生、何故、amやisがbe動詞と呼ばれるんですか?
それはカンタンよ。isやam、areやwasの原形はすべて、beになるので、これらの単語をbe動詞と呼ばれるようになったのね。ここまでは大丈夫?わかったかな?
はいわかりました。
では、このbeは、どんな時に、【is】や【are】に変わるのかな?
う〜ん、何となくですけど、文の頭の単語によって、変わるような気がします。
そうね。マナブ君の言う、文の頭の単語というのは主語のことよね。もちろん、主語が常に文の頭に来るとは限らないけど、例えば、I am a girl.の文頭にある、【I】のことを言ってるのよね?
はい、そうです。
つまり、このI am a girl.でもわかるように、主語が【I】の場合には、be動詞は必ず、【am】になるのね。
必ずですか?
そう、たとえ天地がひっくり返ってもこれだけは変わらないのね。もともと、主語が単数(ひとり、ひとつ)の時には、【is】を使うのだけど、【I】と【You】だけは、例外なのね。
では、少し例文をあげて、be動詞の使い分け方について勉強してみましょう。
まず、主語が【I】の場合。
・I am a beauty teacher. =私は美人教師です。
・I am a bad student. =僕は悪い生徒です。
このように、主語が【I】の時だけ、【am】が使われるのね。
次に、主語が、【You】の場合。
・You are a famous baseball player.=あなたは有名な野球選手です。
・You are a wise student. =あなたは賢い生徒です。
主語が【You】の場合は、be動詞は、【are】が使われるのね。
今度は主語が複数の場合。
・We are naughty boys. =ぼくらはわんぱく少年です。
・They are famous loving couples?=彼らは有名なおしどり夫婦です。
主語が、【We】などの複数形の場合も、be動詞は【are】が使われます。
最後は主語が、【I】や【You】以外で単数(ひとり、ひとつ)の場合。
・Ichiro is a baseball player. =イチロー君は野球選手です。
・Mr. Tanaka is a pitcher. =田中君はピッチャーです。
つまり、be動詞は、主語によって、それぞれ変化していくというわけね。
ここまではわかりましたか?マナブ君。
はい、amは主語がIの時だけで、areは、Youの時とWeのように複数形の時に使われ、isは、IとYou以外で単数の場合に使われる。
はい、よく出来ました、マナブ君。このことは英語の基礎中の基礎なのできちんと押さえておきましょう。では、次は疑問形を勉強しましょう。まず、文章を疑問形にするには、be動詞を主語の前に持ってくるのね。じゃあ、マナブ君。さっきの例文、イチロー君は野球選手です。これを疑問文にするとどうなるかな?
はい。be動詞を主語の前に持ってくるのだから、
Ichiro is a famous baseball player.=イチロー君は有名な野球選手です。
↓
Is Ichiro a famous baseball player? =イチロー君は有名な野球選手ですか?
これでいいですか?エイコ先生。
はい、よくできたわね。じゃあ、もうひとつ、【彼らは有名なおしどり夫婦です。】これも疑問形にしてみて。
はい、今度は、areを前に出してと、
They are famous loving couples?=彼らは有名なおしどり夫婦です。
↓
Are they famous loving couples? =彼らは有名なおしどり夫婦ですか?
はい、大正解!マナブ君は賢い生徒です。Keita is a wise student.
ありがとうございます!エイコ先生。
では、次に否定形を説明するわね。否定形を作る場合には、be動詞の後に、否定する意味の、【not】をつけるのね。
Tanaka is a famous baseball player.=田中君は有名な野球選手です。
↓
Tanaka is not a famous baseball player.=田中君は有名な野球選手ではありません。
では、マナブ君。【彼らは有名なおしどり夫婦です。】を否定形にしてみて。
They are not famous loving couples?=彼らは有名なおしどり夫婦ではありません。
はい、正解。これは簡単よね。では、最後に過去形にする場合を説明するわね。過去形にする場合は、主語が単数のときは、wasを、2人以上のときは、wereを使います。
Ichiro is a famous baseball player.=イチロー君は有名な野球選手です。
↓
Ichiro was a famous baseball player.=イチロー君は有名な野球選手でした。
では、マナブ君。【彼らは有名なおしどり夫婦です。】を過去形にしてみて。
They were famous loving couples.=彼らは有名なおしどり夫婦でした。これでいいですか?
はい、よくできたわね。マナブ君。では最後の参考として、最初に言った、be動詞はすべて、〜です。や、〜である。になるわけではないという事を少し説明して、be動詞の項は終わりにするわね。
例えば、
My bat is in a dugout. =私のバットはダッグアウトにある。
このような場合は、【〜ある】になるのね。また、
She is beautiful. =彼女は美しい。
このように、beautiful(形容詞)が補語になっている場合には、【is】は、〜です。〜である。にならない場合もあります。全体の文章による意味の変化に注意しましょう。