未来形|かんたん英文法
未来形
さあ、今回は未来形について勉強します。未来形というのは、その言葉通り、〜するだろう、〜するつもり、などの未来にするであろう事を表現した形なのね。じゃあ、マナブ君。例えば、昨日勉強した文章、【イチロー君は野球をします。】を日本語で未来形にしたらどうなるの?
う〜ん、イチロー君は野球をするだろう。でしょうか?
そうね、イチロー君は野球をするだろう。野球をするつもりだ。つまり、イチロー君が未来に予定しているであろう事や、未来を想像して言っているであろうことなどを表現しているのが未来形というわけね。
では、未来形にするにはどうするか?まず、簡単なのが、【will】を使うことね。【イチロー君は野球をします。】は、英語ではどうだったの?マナブ君。
Ichiro plays baseball.
そうね。で、この文章を 未来形にする場合、主語+助動詞のwill+動詞の原形+名詞になるのね。やってみて?マナブ君。
Ichiro will play baseball. =イチロー君は野球をするだろう。
そうね、よくできたわね。【will】が入ったことにより、【plays】が、原形の【play】になったことに注目してね。未来形にすると必ず、動詞は原形になるのね。
必ずですか?
そう、例え太陽が西から上ったとしても、これだけは変わらないのね。
では、例文を見てみましょう。
I shake a bat every night. =私は毎晩バットを振ります。
↓
I will shake a bat every night. =私は毎晩バットを振るでしょう。(振るつもりだ)
She runs a park every day. =彼女は毎日公園を走ります。
↓
She will run a park every day. =彼女は毎日公園を走るでしょう。
【runs】のsが取れて、【run】になったことに注意してね。
ここまではわかった?マナブ君。
はい、よくわかりました。
では、次に未来形のもうひとつの作り方を説明するわね。ここまでは、助動詞の【will】を使ったけど、今度は、連語の【be going to】を使ったやり方ね。
be going toですか?
そうね。beは、be動詞の事ね。このbeは、be動詞のところでも説明したとおり、主語によって、is, am, are, wasなどに変化するのね。覚えてる?マナブ君。
はい、覚えています。
では、マナブ君。次の文章を、【be going to】を使って、未来形にしましょう。
・Mr. Tanaka hears a favorite idol’s song. 田中君は好きなアイドルの歌を聞きます。
この場合、beをisに変えて、【is going to】を使うのだから、
・Mr. Tanaka is going to hear a favorite idol’s song.
そうね、その通りね。田中君は現在も未来も、ずっと好きなアイドルの歌を聞き続けるわけね。はい、では、例文を使ってみてみましょうね。
Mr. and Mrs. Tanaka lives in New York. =田中夫妻はニューヨークに住んでいます。
↓
Mr. and Mrs. Tanaka is going to live in New York. =田中夫妻はニューヨークに住むつもりです。
Mr. and Mrs. Ichiro returns to Seattle. =イチロー夫妻はシアトルに帰ります。
↓
Mr. and Mrs. Ichiro will return to Seattle. =イチロー夫妻はシアトルに帰るでしょう。
いずれも、動詞が原形になったわけね。
では、今度は未来形の疑問形について説明するわ。
未来形にも疑問形があるんですね?
そりゃあ、そうでしょう。〜するつもりでしょうか?とか、〜するだろうか?などの表現があるでしょう?
あ、そうか。
いい?マナブ君、ぼやっとしてないで、ちゃんと勉強するのよ。
はい、エイコ先生。
返事だけはいつもいいのね、マナブ君は。では、疑問形にする場合はどうするの?マナブ君。 【will】や【be going to】のbe動詞を、主語の前に持ってくるんですか?
そうね、be動詞のところで説明したのと同じなのね。じゃあ、次の文章を疑問形にしてみて。
・Mr. Kawasaki is going to play baseball by the major leagues. 川崎君は大リーグで野球をするつもりです。
is を主語の前に持ってくるのだから、
・Is Mr. Kawasaki going to play baseball by the major leagues?
そうね。be going toの、be動詞の部分だけを、主語の前に置くのね。はい、よく出来ました。
では、例文をあげてみましょうね。
Mr. Kuroda will continue a baseball player. =黒田君は野球選手を続けるでしょう。
↓
Will Mr. Kuroda continue a baseball player? =黒田君は野球選手を続けるでしょうか?
She is going to sing a song every night. =彼女は毎晩歌を歌うつもりです。
↓
Is she going to sing a song every night? =彼女は毎晩歌を歌うつもりでしょうか?
このようになります。まあ、毎晩歌を歌うのも、近所迷惑にならないようにして欲しいですね。
では、未来形の最後に、否定文の作り方を説明するわね。これも、be動詞の項で勉強したのと同じなのね。この場合助動詞willの後に、【not】を付ければいいのね。
be going toの時も、be動詞の後に【not】をくっつけるんですか?
そうよ。今言おうとしてたところだから、質問は最後まで話しを聞いてからにしてちょうだいな。
すみません、エイコ先生。
では、次の文章を否定形にしてちょうだい。
・田中君の奥さんはおバカタレントを続けるつもりです。
おバカタレントは英語でどういうんでしょうか?
自分で考えてね。
Mr. Tanaka’s Madam is not going to continue a foolish entertainer. =田中君の奥様はおバカタレントを続けるつもりはありません。
まあ、そうね。ただし、a foolish entertainer.直訳すれば、愚かな芸能人よ。少し言いすぎじゃないの、マナブ君。ちゃんと謝った方がいいわね。
すみませんでした。田中君の奥様。
じゃあ、例文を見ましょうね。
Ichiro is going to come back to Japan. =イチロー君は日本に帰ってくるつもりです。
↓
Ichiro is not going to come back to Japan. =イチロー君は日本に帰ってくるつもりはありません。
メジャーで選手生活を全うして欲しいわね。じゃあ、マナブ君、ここまではよくわかった?
はい、よく理解できました。
マナブは偉い人になるでしょう。=Manabu will become a great person. では、今回の未来形の講義はここまでとするわね。